#B4UT部内戦2021レポート
12/18(土)、12/19(日)の2日間、イミグランデ日吉店にて部内戦を開催しました。75名の方に参加していただき、13機種で試合を行いました。
機種ごとに運営の担当者に課題曲の選曲意図や注目の対戦などをまとめてもらいました。部内戦から休日を挟まずに5日間で仕上げることになり、運営陣がヒィヒィ言いながら書いたため、統一感のないめちゃくちゃに長い記事になってしまいましたが、好きなところから読んでいただければ嬉しいです。
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beatmania IIDX
またまたこんにちは。B4UT副代表のiLiss.(@iLiss557_Ort)です。
部内戦IIDX部門2日間の進行と課題曲選定を担当しました。
beatmaniaIIDXは2日間合計13試合を開催しました。
当記事では全試合について課題曲自選曲双方に触れつつお話していきたいと思います。
1. 課題曲の全体方針について
まず課題曲の全体方針について書いておきます。
課題曲全体はiLiss.(筆者)とひたらぎ(@23k_h)の2名で決定しており、3曲それぞれを明確に方向性の異なる楽曲で構成することとしました。
課題曲の番号ごとに方向性が一致していて、方針は以下の通りです。
1. どちらかというと8分や16分が主体のスコア狙いまで地力勝負になる譜面
2. どちらかというとズレ・ハネや楽曲自体のリズム難により、当該地力帯においては地力だけでスコアを狙いにくい譜面
3. SCRATCHまたはSOF-LAN、あるいはその両方を持ち、対策が必須である譜面
また、今回は特に一部のマッチについて、新曲、特に当初今作解禁曲を採用していました。
最終的に解禁曲、及び課題曲3、特にSOF-LANについて大幅に楽曲を変更することとなりました。関係各所におきましては、当該の件でご迷惑おかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。
以下に思想という名の言い訳を載せます。
1.2 変更前課題曲に乗せた思想について
スクロール速度のBPM依存、そしてスクラッチという2要素は、IIDXに欠かせない要素です。IIDX公式の楽曲指標(ノーツレーダー)の6要素がNOTES*1、CHORD*2、PEAK*3、CHARGE*4、そしてSOF-LAN、SCRATCHとなっていることからも、この2要素がIIDXをプレーするにあたって重要な要素であることは理解して頂けると思います。
しかし、通常の鍵盤要素とは異なりこの2要素は非常に敬遠されがちであるという現状があります。前者は個別対策が必要な点、後者はスクラッチという独自デバイスに対する訓練が必要である点が敬遠される要因となっているようです。
特に最上位層を除くIIDX中級者以上に単曲対策を嫌う傾向が見られるような気がしています。IIDXに於いて、このような単曲対策を必要とする譜面は「極端な個人差」となってしまう場合が多く、それも原因となっているようです。
この件について、勿論単曲対策なしに十分な点数を取得できる地力も重要な要素ですが、単一の楽曲に対して譜面傾向等を分析して高得点を取れるようにする力も一つ要素として重要であると考えています*5。
現在のIIDX全体の流れとしてこの2要素を明確に鍛えさせようという意思が垣間見えて、SOF-LANに関しては今作段位7級のSilly Love(SPB)、1級のLethal Weapon(SPN)に加えて九段に入ったTheory(SPA)といった感じで「やらせよう」という意思が見えるように思います。SCRATCHに関しては昔からの流れですし、新作の譜面を触っていれば痛いほど分かると思いますので省略します。
もう一つ言及として、新曲のプレーをしっかりしている方が決して多くないと感じています。私は新曲、解禁曲は真っ先に飛びつくタイプの人間なので、「勿論プレー数やシステムの問題あると思うけど、できれば楽曲解禁を進めてほしい。いい曲だから!」と本当に思っています。
次に今回の変更の分析について。
1.3 課題曲選定の問題点
まずは解禁曲については他機種の状況でしょうか。他機種が基本的に解禁曲を禁止にする、課題曲として避けるという対応を取る中でこれを行った点については批判されて仕方がなかったと思います。情勢を踏まえて部内戦として解禁を強制しないという方針から外れるべきではなかったでしょうか。
次に課題曲選定について。これは前述の議論が全てだと思います。IIDX部門は結構忙しそうな方が多くてというのもあったかもしれませんね。ガッツリ対策させるような課題曲選定は今回のカジュアルな交流戦の場に相応しくないという結論です。B4UTの「実力・モチベの大小に関わらず音楽ゲームを楽しむ心が大事」というコンセプトからも逸脱してしまったのは反省点として大きいです。
以上から、解禁曲と課題曲3、特にSOF-LANについて変更を行うこととなりました。
現場からは以上です。それでは対戦ごとに見ていきましょう。
(以下、敬称略とさせていただきます。)
Day1
第1試合 FACT vs Naka
課題曲 : 3
FACT 自選 : カゴノトリ ~弐式~ (N)
Naka 自選 : パ→ピ→プ→Yeah! (N)
初心者同士のマッチアップとなった一戦。今回はこんな感じのマッチアップもしっかり組めてよかった。課題曲は「IIDX独自性がそこそこあるいい曲」というコンセプト。
ハイライトはFACTの自選カゴノトリでしょうか。この譜面なんとラストにBPM140の16分縦連が降ってきます。見た時卒倒してしまった。
この試合はFACTがSOUND VOLTEXで培ったスコア力を一方的に押し付けて勝利する展開となりました。☆6という難易度帯であれば、IIDXに独特の鍵盤力がまだ要求されない難易度帯であった、ということなのでしょうか。
第2試合 ぐると vs chidune
課題曲 : 3
ぐると 自選 : sync (H)
chidune 自選 : Red. by Jack Trance (SPN)
☆8とやや上限が上がり選曲幅が広がりました。課題曲は「いい曲」で固めましたが、この中では課題曲2のairflowがやや地雷でしょうか。次の試合に課題曲に入ったabsoluteもそうですが、IIDXの昔の曲は最後に減速するソフランが搭載されている楽曲が多く、このソフランはスコア勝負をするにあたっては義務教育と言っても差し支えないでしょう*6。
chiduneの自選はRed. by Jack Trance!8分主体ながら道中16分が混ざる、難易度表記以上のスクラッチ力が要求される難譜面です。
対するぐるとの自選はsync(H)。前半に☆8では規格外の鍵盤が降ってくる詐称気味の譜面です。この地力帯では十分な対策と地力に自信がなければ投げられない譜面といえるでしょう。
特にRedは非常にいい勝負になりましたが、最終的には地力を見せたぐると氏が3-0で勝利。とはいえ白熱した試合になりました。
第3試合 N2 vs おーてぃん
課題曲 : 3
N2 自選 : Element of SPADA (A)
おーてぃん 自選 : 〆 (H)
ここから赤段位付近の対戦になってきます。このあたりで3しか出ないルーレットを使用しているのがバレ始めます。マジ?
自選曲は本当に平和そのもの!SPADAテーマのいい曲、そしてlapixの一番いいHiTECH。
このレベル帯になってくると精度には楽曲及び譜面の未知・既知がそこそこ重要になってきます。自選をお互い取り合ってのデジタンクはおーてぃんの勝利。しっかりとした精度勝負となった本試合、お互い満足度は高いのではないでしょうか。
第4試合 まりかわ vs N2
課題曲 : 1
まりかわ 自選 : Winner's Proof feat. KANASA from bless4 (A)
N2 自選 : Chewingood!!! (A)
少し上限が上がった試合。この試合の課題曲2、Illegal Function Call (H)は、今回の交流戦課題曲セットの中でも1,2を争うレベルの核地雷でした。
元々リズム難として知られる当曲で、ANOTHER譜面もスコア難で知られていますが、HYPER譜面のハイライトはこの4小節。8分で叩くと一瞬でスコアとゲージが吹き飛びます。
その他にも当たり前のように黄ばむ地帯が多く、スコアが非常に辛い楽曲になっていました。これ両者に感想聞いてみたい。是非ARENAで投げてください。
自選曲はBISTROVER一番いい曲ファイト!やや鍵盤力に寄ったChewingood!!!、そして全体力が要求されるWinner's Proof。良い選曲だ。
Chewingood!!!は実は正規当たりであることで知られているので覚えておきましょう。全課題曲で正規譜面を選択したまりかわに刺すのは難しい選曲となってしまいました。
課題曲はランダムのアドバンテージを活かしてN2が取得するも自他選をもぎ取ったまりかわが2-1で勝利。オプション選択もIIDXでは重要ですね。
第5試合 ドラ vs グP
課題曲 : 2
ドラ 自選 : Scandal (A)
グP 自選 : 灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix) (A)
ここは中伝帯のマッチアップ。
課題曲は地力勝負の中でもやや強めのBow Shock!! (A)、そしてハネリズム・声ネタ連皿と非常にスコア難易度が高いカジノファイヤーことみちゃん(A)、そして高い密度と縦連・トリル、外れている正規譜面と難易度は☆12に迫るレベルの難曲HYPE THE CORE(A)。元々☆12をある程度捌ける地力帯のマッチアップということで☆11の中でも強めの曲を選択しました。
自選曲のハイライトはやはりScandal(A)でしょうか。ノスタルジアから移植された前作解禁曲ですが、ピアノ曲ということでトリル、階段、リズム難まで何でもござれみたいな譜面です。最後にBPMが直線的に下がるのも特徴ですね。
自選のドラが正規でみっちり対策してAAA+17。それアリーナで投げられるよ。
実際のところ上位帯はランダムで問題ない譜面ですが*7、中位帯だと正規はかなり有効ですね。3度来るトリルが全て分業できるのも大きな利点でしょうか。
他選の灼熱リミを僅差で勝ち取り、ドラが3-0。
第6試合 platypus vs すからー
課題曲 : 1
platypus 自選 : bass 2 bass (A)
すからー 自選 : Rave*it!! Rave*it!! (A)
対戦者が事情で変更になった試合。格上となってしまいましたがplatypusさん本当にありがとうございました。
課題曲は☆12でスコアが比較的簡単な曲の中でも癖の少ないPUNISHER(A)と癖が少し強いF(A)、そして☆11皿最上位のIDC。
この試合は自選が面白い。すからーの自選Rave*it!! Rave*it!! (A)は元の相手が発狂皆伝・オートアジャスト採用の方ということで*8対戦相手への対策をしっかりした選曲でした。
対するplatypusの選曲はbass 2 bass(A)!有名な「リズムを知らないと難しい」連皿譜面です。磨き上げた武器を解き放つ時。
磨き上げた自他選を取り合い、課題曲は素直な地力勝負となってすからーの勝利。
第7試合 iLiss. vs きまあり
この試合のみ課題曲選定をひたらぎさんに全面的にお願いしたのでレポートも書いてもらいました。
課題曲:3
iLiss. 自選:HEARTACHE(SPA)
きまあり 自選:(This is Not) The Angels(SPA)
皆伝マッチの中でもスコアラー寄りのiLiss.対クリアラー寄りのきまありのカードでした。課題曲もそのため、☆11の中では難しいもの3曲(正直スコア難易度は全部12に足突っ込んでる)をリストアップしました。選ばれたのはその中でも一番やりたくないかもしれないIn the Blackest Den。
自選曲も面白かったですね、AAA難易度がBPI10までの☆12が選べる中、iLiss.が選曲したのは5.1.1のリスペクトが入っていて軽く話題になっていた今作追加の☆10であるHEARTACHE、一方のきまありも対策していなかったら罠にハマるタイプの選曲である(This Is Not) The Angels。お互いに12を避ける戦略的な選曲が感じられました。
まずHEARTACHEに関してはiLiss.の対策が光り、なんと本番でMAX-96という高いスコアを見せ自選を守りました。そして何と、次の(This Is Not) The Angelsに関してもiLiss.が取りました。ですがお互いにAAAを出す非常にハイレベルな勝負で素晴らしかったと思います。そして最後、課題曲のIn the Blackest Den。正規を選択したiLiss.とRANDOMを選択したきまありとお互いに譜面オプションが異なっていたということでこちらも面白い勝負になりましたが、iLiss.が取り切り、3-0でiLiss.の勝利となりました。
最後に、
もしあれだったら最後にIn The Blackest Denの正規おすすめポイント書いといてもらえるといいかもしれない
と頂いたのでちょっとだけ書くと、この曲の正規系の利点は同じ譜面であるため癖をつけない限りスコアが安定すること、またズレ部分とズレていない部分が分業できることにあると思っています(ここら辺詳しくはやってみてください)。ですがランダム正規の一番の選択基準は以下の4小節で、
この4小節で正規とランダムどちらが安定するか、またどちらの方がスコアが高くなるかで選択になります。自分はこの配置正規である程度スコアが安定していたので正規を選択しました。
第8試合 きまあり vs れんらー
課題曲 : 2
きまあり 自選 : SYNC-ANTHEM (A)
れんらー 自選 : RISLIM (H)
皆伝中位以上の試合となりここからは☆12の勝負に。
課題曲は地力寄りのGrand Chariot(A)、所謂ジャリジャリ系に分類される技巧派譜面のDORNWALD ~Junge~(A)、そして強力な皿複合で知られるFlashes(A)となっています。
この試合は自選公開がハイライト。れんらーがきまありにおもむろに「1と2どっちがいい?」と聞き始めたのはあまりにも面白かった。そして蓋を開けてみればRISLIMとRISLIM -Remix-。いずれにしてもロクな譜面じゃねえ。気になる方は調べてください。画像の枚数が多くなる。
自他選取り合いの後、課題曲は大きく差をつけてれんらーが勝利。地力差なのだろうか。
第9試合 ひたらぎ vs HAKU
課題曲 : 2
ひたらぎ 自選 : Vinculum stellarum (A)
HAKU 自選 : Plan 8 (A)
最上位層、全白同士の戦い。これなんてアリーナA1?
この試合の課題曲選定は大分考えました。まず地力帯的にややひたらぎ有利で、ひたらぎは皿が苦手という情報は得ていたので皿を中心に課題曲を組もうという意思は見せていました。その上でどうせひたらぎは新曲やってないだろうなという確信に近い予測があったため課題曲を新曲で固めました。案の定課題曲に決めた曲について彼は未プレースタートでした。
まず彼が苦手な皿が大分自由にやっていてかつリズム難、新要素マルチスピンスクラッチ(MSS)を搭載したPurple Perplex(A)が課題曲2として真っ先に決定。
課題曲3は皿が非常に激しく皿地帯のスコアが特に勝負を分けるTOMAHAWK(A)の予定でしたが解禁曲ということで今作デフォ皿曲枠のDon't believe the hype(A)を採用して、さらにここにLOCUS OF THE TRAVEL(A)を採用できれば完璧でしたが流石に皿に寄りすぎているということで却下、最終的に決まったのは地力寄りの楽曲でいてこの地力帯に相応しい難易度のUnbelief(A)。単純にむずかしい。
それぞれ自選はひたらぎが鍵盤譜面のVinculum stellarum(A)、HAKUが連皿・皿複合のPlan 8(A)!色が見えていいですね。
自他選はお互い約100点差をつけて取り合い、課題曲はわずか5点差でHAKUの勝利!ひたらぎ君はもっと腕を磨きなさい。
Day2
第1試合 cosh vs やまもとうふ
課題曲 : 2
cosh 自選 : Bounce Bounce Bounce (N)
やまもとうふ 自選 : 199024club -Re:BounceKiller- (N)
最も選曲制限が低いマッチとなった一戦。両者DRSの活動が多いのを見ていたので、課題曲はDRS勢に気に入ってもらえるかな?という意識で楽曲寄りに選択。ここは大分課題曲平和にしたと思います。
その割に自選曲が何も平和じゃねえ!両者ともに皿曲として知られる楽曲を投げ合ってるのは何故だ。全曲接戦でしたが全てcoshが取りきって3-0で勝利。
第2試合 あんでぃ vs chidune
課題曲 : 3
あんでぃ 自選 : ALIEN TEMPLE (A)
chidune 自選 : D (N)
お次は実力的に少しマッチング組みに困った試合。ここの課題曲が実は治安が悪く、課題曲2のおおきなこえで(A)はズレハネ、楽曲自体のリズム難と同時押しが多い割にスコアが取りづらく、課題曲3のVoltage(feat. Hidemaru)(H)は(This Is Not) the Angelsなどにも見られるDDR式の疑似停止を持つ初見殺し譜面です。この楽曲はBPL Season1において先鋒戦・SOF-LANの課題曲として、後から追加となった2hot2eatを除き唯一自選曲として投げられなかった曲です。覚えておきましょう。
自選曲の治安が最悪!w
こちらがALIEN TEMPLE(A)。中難易度帯の縦連は譜面が昔のものになるほど多いです。
D(N)は説明不要でしょう。しかしソフラン対策がBPLである程度知られてしまったDで十分に刺すためには主に加速地帯で十分に加点する必要があるでしょう。
Dを初見で刺し返したあんでぃが3-0で勝利。流石。
第3試合 platypus vs RKW
課題曲 : 1
platypus 自選 : SABER WING (A)
RKW 自選 : naughty girl@queen's palace (A)
皆伝下位~中位くらいのマッチアップ。
こちらもplatypusが新曲をあまり触っていないことが分かっていた*9ので課題曲2に新曲をセレクト。本来はErgosphere(A)でしたが解禁曲の流れに流されてVentriloquist(A)に。どっちもジャズ調のリズム難傾向が見られる一番いい曲ですね。地力枠は12に片足を突っ込むB4Uリミ、課題曲は皿の中でも難しめのSAMURAI-Scramble。話題性。
自選は対照的な2曲に。片やDDR勢のソフランの強さを活かしたSABER WING(A)、片やスクラッチ力を生かしたnaughty girl@queen's palace(A)。お互いに自選を取り合う対戦は課題曲を取りきったRKWが勝利。
第4試合 ぱぷなが vs RKW
課題曲 : 3
ぱぷなが 自選 : シル・ヴ・プレジデント (A)
RKW 自選 : IDC feat. REVERBEE (Mo'Cuts Ver.) (A)
IIDX最終試合!課題曲はやけにスコアが出にくいPOLꞰAMAИIA(A)と地力寄りで曲が良いprompt(A)を採用。皿枠は悩みましたが最終的にBRAINSTORM(A)で落ち着きました。
自選曲は「一番いい曲」を投げて精度勝負に行ったぱぷながと皿曲を投げて皿力勝負に行ったRKWとはっきり分かれました。
RKWはなんとシル・ヴ・プレジデント (A) NO PLAY。WEEKLYは、毎週やろうね...!
自選取り合いの後接戦となった課題曲のBRAINSTORM(A)を17点差で取ったぱぷながが勝利。
総括
全マッチそれぞれに特徴がよく見られたいい部内戦だったと思います。低難易度帯にいわゆる「笑顔譜面」が多くむしろ中難易度帯が上限のプレイヤーの方が「一番いい曲」を投げあっていたような印象です。そんなことある?
IIDXの低難易度は笑顔譜面で溢れています。皆さんも是非とっておきのゴミを見つけてARENAで投げてみてください。
新入生や2年生の皆さんもしっかりと「武器」を準備して参加してくださり、本当にありがとうございました。これからもその調子で『交流戦』を続けていってほしいと思います。
今回のIIDX部門の参加者は21名でした。BPL効果もあったのか、実力帯が高いプレイヤーだけでなく幅広い実力帯のエントリーがあり私としても本当に嬉しい限りです。これから参加者をもっと増やしたい!と思っていて、いろんな機種から皆さんがIIDXに参戦していただけるよう色々考えていたりもします。
最後に、部内戦開催まで尽力してくださったN2さんを始め、執行代の皆様、そしてLM貸切やEVENT MODE、BPL BATTLEモード仕様調査等お世話になりましたイミグランデ日吉店様に、改めまして厚く御礼申し上げます。
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( 追記 : 2022/01/12 )
IIDX部内戦レポートについて、一部内容及び不適切と考えられる表現に加筆修正を加えました。関係各所におきましては、再三ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
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SOUND VOLTEX
こんにちは、2年のN2(@ntz3047)です。今回、部内戦全体の準備をしながらSDVXの課題曲選定や司会進行などをやっていました。
1.課題曲について
運営陣にSDVX有識者が多かったので、僕含め数人で良さそうな曲を選んでいきました。譜面傾向に偏りが出ないよう気をつけながら、変な譜面・癖の強い譜面は避けて選定したつもりです(このゲームにおいては譜面の好き嫌いがかなり分かれそうなので異論は認めます)。楽しんでいただけていれば幸いです。
2.注目の試合
全24試合すべてを紹介することは時間的に厳しいので、3試合だけピックアップしたいと思います。
1. すたいら vs ねすと
若干格差があるかなと思いつつ、唯一の新入生インペリアルのねすとさんに頑張ってほしくて組みました。課題曲はAwakening(MXM19)に決定。自選曲は……
すたいらさん自選のA Lasting Promise(MXM19)はBPM270の16分トリル(長い)が何度も襲ってくる人種差別譜面。ねすとさん自選のプログレなぞなぞクイズのテーマ(MXM18)はソフランあり24分マシマシの超テクニカルな譜面。お二人とも"本気"が伺えますね。
結果はご覧の通り、すたいらさんがレベル19で高い地力を見せつけ勝利。流石です。ねすとさんのプログレなぞなぞもめちゃくちゃ上手いですね。これ本当にスコア出すの難しいので……。
2. 401 vs れんらー
VF20.8vs20.9の注目の一戦です。一体どんなハイレベルな戦いが繰り広げられるのでしょうか……?さぁ、自選発表です。
401 neu BSP style(EXH16)
れんらー Vampire Killer scar-ed Pf rmx(EXH12)
(ブレてしまったので写真はなしです。すみません。)
?????
どちらも初代の低難度譜面。neu BSP style(EXH16)にはギアチェン必須の130→199のソフランが、Vampire Killer scar-ed Pf rmx(EXH12)には1箇所初見では対応が厳しい配置があります。(↓)
どちらも一発勝負で刺しにいく選曲。結果は……
両者自選できっちりPUCで勝利。なんだこの戦いは……。勝負の結果は、課題曲HE4VEN(MXM20)で2ニア差の僅差で401さんの勝利。ハイレベル(?)な戦いをありがとうございました。
3. 082 vs Sorry.
2人のインペリアルⅡによる頂上対決。課題曲はFLügeL《Λrp:ΣggyØ》(GRV19)に決定。2人の自選曲は……
これはすごい。期待を裏切らない超ハイレベルな戦い間違いなしです。
このレベルで自選を食い合うのヤバすぎる……。KACですか???
それに課題曲も一発スコアとは思えないハイレベルな戦いです。お二方とも素晴らしいプレーありがとうございました。めちゃくちゃ見応えありました。
3.まとめ
SDVX部門は参加者も多くレベルも高かったため、とても盛り上がりました。曲数もかなり多いので、対戦相手に何を投げられるか、ルーレットで何が出るか、というドキドキ感も非常に楽しかったです。
気になったので数えてみたところ、全試合通しての自選勝利率は75%でした。譜面の個性によって得意・不得意が大きく分かれるのも、ボルテの面白いところであり難しいところですね。あらためて、たくさんのご参加ありがとうございました。
4.おまけ
投げられていた笑顔譜面の一部を紹介します。
↑左はスカーレット警察のゲットーパトロール24時(MXM18)。一度でもボルテに触ったことがある人ならわかるはずだが、何かがおかしい。右はBioslaves(EXH17)の一部。こんなのが一生降ってくる。
Drummania
多くの方はおそらく初めまして。4年の401 (@401_otogame) と申します。今回の部内戦では私がDrumManiaのマッチ組みや選曲を担当させていただいており、この度本レポートを執筆する運びとなりました。
今回は2試合のみの開催でしたので、両試合とも解説させていただければと思います。
①第1試合(びっくり vs くらげ)
スキル値的にはびっくりさんに分のあるマッチでしたが、得意としている譜面傾向が両者で若干異なるので面白い試合になるかな、と思って組んだマッチです。課題曲はくらげさんを少し有利にするため、少し足寄りの譜面を入れたつもりでした。当日のルーレットに選ばれることこそありませんでしたが、一番難しい枠として入れた振動デザイアはくらげさんが事前に92%の好スコアを叩きだしていたようです。
自選はそれぞれ、under control赤(びっくり)、Clove赤(くらげ)。予想通り、手寄りの譜面と足寄りの譜面の投げ合いとなりました。結果は他選のCloveを僅差で差し返したびっくりさんが課題曲のRussian Caravan Rhapsody赤も綺麗にまとめ、3-0で勝利。銀ネームの意地を見せてくれました。
②第2試合(サナ vs すからー)
こちらのお二人はともにDrumManiaをサブ機種にしている方なので、課題曲はなるべく直な譜面にすることを意識しました。とはいえサナさんはDDR、すからーさんは弐寺とそれぞれの機種で実力者であり、音ゲーの基礎力は非常に高いことは疑いがありません。どんな試合になるか楽しみでした。
すからーさんの自選はJET WORLD赤。好きな曲を投げたとのことですが、レベル6.20とは思えない追い越しフィルが何度も登場し、観客がザワついていたのを覚えています。サナさんの自選はお米タル黄(正式名称略)。赤譜面は高速ドコドコ譜面で有名ですが、黄譜面も延々と8分で交互踏みをさせる癖のある譜面です。DDRerのサナさんが取り切るかと思いきや、初見のすからーさんが見事な対応力でこれを差し返しました。
課題曲の君の知らない物語赤は激戦で、0.23という超僅差ですからーさんが守りました。結果は3-0で、すからーさんの勝利。
両マッチとも大変見ごたえのある試合だったと思います。改めて、出場者の皆さんはお疲れさまでした。また多事多難な情勢の中で部内戦を開催してくださった、N2さんをはじめとした執行代の皆さんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
蛇足ですが、GITADORAはサークル内のプレイ人口も中々厳しい状況にあり、お読みいただいた皆さんには是非一度、ゲームセンターで遊んでみていただければ幸いです。僕自身も2年前程から始めた口ですし、遅すぎるということはありません。サークル内外でGITADORAが更に盛り上がることを祈念して、筆を擱きたいと思います。
Dance Dance Revolution
DDRのマッチングと課題曲を選定したsibugakiです。僕個人の感想としては初めての部内戦で笑顔譜面が飛びまくっているのを間近に見れてよかったなあという思いです。bagとかモンビジとかΔとか。選曲に関してはあまりにヤバいものを除いてソフランの有無が適度に混ざるようにしました。マッチングに関してはやはり人数が少ないためハンデを設けましたが、課題曲以外ではうまく働いてないように感じたのでそこは次回から調整したいと思います。みんなもDDRやりましょう。
DANCERUSH
coshさんの提案により今回初開催されました。部内戦レポートに加えてゲームの紹介なども書いていただいた記事が公開されていますので、そちらをご覧ください。
ノスタルジア
ノスタルジア部門のマッチング・課題曲選定を担当したさねすけと申します。今回の部内戦ではノスタルジアは4試合行われました。(意外と多い?)
課題曲は両者の解禁済み譜面の中から*10「ノスタルジアらしい譜面」(≒他機種の力が効きにくい譜面)だと僕が思うものを選びました。
第1試合 ミカグラ vs. Naka
格差マッチングとなってしまいましたが、約2年ぶりの部内戦ということで無理やり組ませてもらいました。参加者は多ければ多いほどいいです。課題曲はこちら。
Deep in Abyssは右手階段*11、亜麻色の髪の乙女はテヌート(ロング)拘束とBPMの揺れがノスタルジアっぽいと思いました。ルミナスデイズはクリスマスソングなので入れました。
当日選ばれたのはDeep in Abyss。二人の自選曲はこちら。
それぞれの推し曲を持ち寄った平和な試合です。Fly far bounceはSOUND VOLTEXのラストの減速トリルが記憶にある方も多いかもしれません。しかしノスタルジアではレーンスピードは一定で、トリルも適当に押せば*12光ります。夏色DIARY(Exp)と言えばRealでは無くなっている腕クロス地帯ですね。ノスタルジアは2015年の連動イベント時にはありませんでしたが*13、ノスタルジアらしいしっとりアレンジが最高です。
結果は3-0でミカグラの勝利となりました。勝敗に関係なく、これが楽しい交流の機会になっていたら嬉しいです。
第2試合 おーてぃん vs. iLiss.
グレード5600同士の試合だったと思うのですが、当日iLiss.くんのレートが5700になってました。課題曲はこちら。
11でいい感じの難易度のバラエティ曲とノスオリ曲という感じです。97〜98ぐらいの戦いになるのを想定して選びました。
二人の自選曲はこちら。
第1試合とは打って変わって殺意が高い自選です。Yum Yum Sweetieは総合力が要求される譜面です。ネリと琥珀糖はサビ前のポリリズム(?)のところがとても難しいです。それ以外も全体的に難しいです。
結果は自選と他選を取ったiLiss.の勝利。おーてぃんさんは自選で事故ってしまったのが痛かったですね。課題曲を取れていただけに惜しいです。
第3試合 さねすけ vs. iLiss.
iLiss.くん連戦。この試合の課題曲は11強〜12弱という条件でアウトソーシングしました。
第九が季節感ありますね*14。当日選ばれたのは第九でした。
二人の自選曲はこちら。
僕は9thKACリサイタル部門のEXP?さん*15を真似てサンタ帽*16を用意しました。他選の熊蜂の飛行は内心(擦れば*1712の中でも簡単なほうじゃないか?)と思っていました。
結果は他選を取り合い、課題曲を取ったiLiss.の勝利。帽子をかぶってプレーしたのに自選を取られてマジで悔しかったです。対戦ありがとうございました。
第4試合 スーパーマン vs. れももん
KACエリア大会出場者対KACファイナリストです。課題曲はこちら。
ご覧の通り歴代KAC決勝楽曲を選びました。(9thKACから22ヶ月以上*18経ちましたが悪魔の誕生は未実装です。)課題曲が難しすぎると言われてしまったので、もし次回があればCosmic Symphonyあたりにします。当日選ばれたのは8thKACのvirkatoの主題によるperson09風超絶技巧変奏曲でした。(長い)二人の自選曲はこちら。
*19飛び抜けて難しい曲ではなく(課題曲比)、それぞれ自分の得意曲での精度勝負に持ち込んだ感じでしょうか。viator in vitroはOp. 2のシステムBGMのアレンジで、曲の盛り上がりに合わせてだんだん激しくなる譜面です。Jetcoaster Windyはミシン*20で押せと譜面が言っています。
結果は課題曲を取ったスーパーマンの勝利。ちなみに8thKAC優勝者のREMILIA氏のvirkatoの主題によるperson09風超絶技巧変奏曲の初見スコアは966230でした。もしかするとスーパーマンは未来のKACチャンピオンになるかもしれません、今後に期待ですね。
まとめ
約2年ぶりの部内戦となりました。部内戦開催に向けて尽力してくださった皆様、参加者の皆様に御礼申し上げます。部内戦をきっかけに新しい機種を触り始めたり、音ゲーモチベが復活したりすると思うので、これから部内戦・交流戦ができる状況になっていけばいいなと思います。最後に、この記事をここまで読んだ方はノスタルジアを始めましょう。もうやってるよ!って方はとりあえず全曲解禁しましょう。俺もやったんだからさ(同調圧力)
pop'n music
こんにちは、五月雨です。四月の雨はオンゲキでもmaimaiでも投げられていましたね。
今回の部内戦ではpop’n music部門のマッチング、課題曲設定、そして参加と大きく関わった私がレポートを書かせていただきます。全2試合の小規模なものでしたがとても盛り上がりました。
第1試合 五月雨 vs れももん (選曲制限48)
私が対戦したれももんさんはそもそも格上(最高クリア50、私は49)なので、勝つには自選を取るのがほぼ絶対条件。色々な(癖)譜面を吟味して自選はInvisible Farewell(EX)としたのですが、れももんさんの自選はなんとスペシャルクッキング(H)、こんなん草超えて森超えてモーリーファンタジーってやつですね。自選は初見スコアに負けてしまい、課題曲*21も苦手なラメント(EX)になってしまったので0-3で完敗しました。まあ何投げられていても*22厳しかったとは思いますけどスゴイの飛んできて面白かったです。
第2試合 こすでぃ~ vs おーてぃん (選曲制限46)
「また部内戦で対戦できるとは」みたいなことを話していたのが印象的なこのマッチ、お互いに他の機種がとても上手い人*23なのでそれを意識した課題曲設定にしたところ双方から「あさきの刺激ロック(EX)は辛い」と言われました。ごめんね。しかもルーレットで引いてこれになったし。お互いの自選はこすでぃ~さんの布教のホロウダンス(EX)、おーてぃんさんのカドルコアUPPER(EX)でどちらも接戦が繰り広げられましたが、結果は3-0でこすでぃ~さんの勝利となりました。
BEMANI機種ではIIDXやDDR、ギタドラに並ぶ古株機種なので、探せばいくらでも古代文明によって作られたクソ面白い譜面が沢山あります。交流戦などで人に面白い譜面を投げるのがとても楽しい機種なので、皆さん是非プレーしてみて下さい!
おいでよpop’n musicccc!!!!(死語)*24
jubeat
今回は、課題曲の担当者に代わって司会のchiduneがレポートを書かせていただきます。私自身sousar fulfillしかやっていないので至らない点もありますが、よろしくお願いします。
今回のマッチはおーてぃんさん VS まりかわさんの一試合であり、実力調査的にはまりかわさんが少し有利といったところです。また、課題曲は取り残された美術(Arranged:HiZuMi)、少年リップルズ、unisonoteであり、前半2曲は癖の少ない譜面、ラストは若干高スコアが狙いにくい譜面というスタンダードな課題曲構成に思います。今回は少年リップルズが選ばれたので、いい曲が聞けました。
お次に両者の自選ですがおーてぃんさんの自選はconcon(ADV)であり、これはADVにもかかわらずLv9.6もあるというのもありますが、なんとこの譜面、サビの部分に隅田川夏恋歌の濁流と同じ配置が降ってくる超局所難譜面となっています。それに対しまりかわさんの自選はなんと隅田川夏恋歌となり、全く同じ難所を持つ二譜面がぶつかる形になりました(おーてぃんさん「隅田川投げる人にこれは刺さらないんや、、、」(要旨))。
結果は実力的に有利だったまりかわさんがそのまま3-0で勝利しましたが、交流戦の悲劇がまた一つ生まれたような気がします。
以上jubeat部門の観客からのレポートでした。
REFLEC BEAT
またまたN2です。参加登録の際リストから消すか迷っていましたが、誰か入れてくれたら嬉しいなという願望で残したら哭桜さんが登録してくれていたので、嬉しさのあまり(無理やり)ハンデマッチを組みました。自選曲1曲ずつを、僕がHARDまたはWHITEHARD譜面をプレー、哭桜さんがMEDIUM譜面をプレーしました。
最近はなかなか筐体すら見かけないので、両者久々のプレーで楽しむことができたと思います。いいゲームだったのになぁ……。
CHUNITHM
1.はじめに
どうも、ぷりんつです。今回のB4UT部内戦において私はCHUNITHM部門の運営を担当させていただいており、本記事を執筆する機会をいただきました。
CHUNITHM部門では、CHUNITHM New!の稼働に伴うCHUNITHM人気の加熱などを背景に多くの方のご参加を頂きました。じつに20を超える試合が行われ、そのどれもが笑いあり泣きありの記事として残す価値のあるマッチングになったと思います。CHUNITHMのプレイや観戦を通じて笑いや驚きを共有する、そういった空間を作ることに少しは貢献できたのではないかなと考えている次第です。
本記事の構成としては、まずCHUNITHM部門の特徴について紹介します。似たような企画を検討している方の参考になれば幸いです。続いて部内戦で行われた試合の中から選り抜きのアツい試合、選曲が”ヤバい”試合を紹介します。B4UT部内戦の雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいです。
2.CHUNITHM部門
CHUNITHM部門の対戦形式は自選曲を1曲ずつ投げ、最後に「課題曲」をプレイし、その勝ち数によって勝敗を決めるというものでした。CPUの入った全国対戦に近いものがあるかもしれない。
さて、CHUNITHM部門では担当者を中心に数名の音ゲーマーが集まり、事前に回答を頂いたアンケートの情報(レートやツイッターIDを書いてもらっています)を基にレギュレーションやマッチング、そして「課題曲」を決定しました。以下にレギュレーション、マッチング、課題曲について、その内容や決定した意図などを記録します。
1) レギュレーション
・同点引き分け
・チーム限定曲、マップ解禁曲、ゲキチュウマイ連動曲、全国対戦解禁曲を投げる場合は両対戦者の合意が必要
・ULTIMA選曲禁止
チュウニズムメインでない人や音ゲーにそこまで熱意を持っていない人の参加を頂きたかったため、解禁にお金がやたらとかかる曲やよくわからない他ゲーをやる必要がある曲については規制を設けました。
2) マッチング
原則としてレート帯の近い人同士でのマッチングを組んでいます。あまりにレートのかけ離れたマッチング(これを違憲マッチと呼びます)が生じた場合には、得点調整を行った結果の勝敗をもって勝負を決するなどのハンデを付与しました。
また、部内戦を2日間行う関係上スケジュール調整にも苦労する点が多かったです。普段自分のスケジュールさえ把握していないようでは部内戦運営を行うことは難しい。
ちなみに、マッチングを決めた後はその2人の実力に応じて「選曲制限」を設けます。自選曲を投げる際に選曲していい曲の難易度の上限を指定するもので、譜面定数をもとにそこそこ細かく設定されています。感覚としては(対戦者のレート値 - 2)の値に最も近い譜面定数を選曲上限としました。
3) 課題曲選定
マッチングを決定したら続いて行うことは課題曲の選定です。皆さんにおかれましては基本的に自選は取れるという前提で部内戦を準備するはずですので、課題曲での勝敗が基本的には試合の勝敗を決定するものとなります。
さて部内戦のルールとして、3つ選ばれた課題曲の中から当日にルーレットを回して実際にプレイする曲を決めるというものがあります。スリル満点で良いルールですね。ですので、課題曲3曲の組み合わせとしては以下のようになります。
・難易度適正な曲
・まあまあ難しい曲
・難易度逆詐称を疑われるような曲、本当に難しい曲、運要素の強い曲
具体的にはこれらの画像をご参照ください。
運要素の強い曲が選曲された場合盛り上がるのでオススメです。
3.試合レポート
1) FACT vs スギ
課題曲で狩猟戦旗を引き、FACTさんがAragamiを投げるなど選曲のヤバさがピカイチだったマッチング。ぐると vs グP戦でもAragamiが選曲されていたのですが、あの曲は何か人気曲だったりするのでしょうか...。
試合の経過としては、FACTさんが自選のAragamiを1008882で確保し、そのままの勢いで3タテ。狩猟戦旗と中学2年生のアンドロイドについてはアタック1つ分の差だっただけに当日の盛り上がりにも目を見張るものがありました。
2) ねすと vs しゅーげつ
現在地力の大成長を遂げる若手のねすとさんと、ブランクを感じさせるもののまだまだ高い地力を保ち続ける3年のしゅーげつさんの戦い。自選曲はねすとさんが赤壁、しゅーげつさんがClimax。課題曲は最新曲である紅。
赤壁とClimaxはねすとさんが若手の地力を見せつけて勝利。特にClimaxはしゅーげつさんが1008703、ねすとさんが1009000と非常にハイレベルなスコアを刺し合う結果に。
しかし最後の最後で課題曲の紅でしゅーげつさんがベテランの意地を見せつけて1勝をもぎ取るなど、波乱の展開になりました。
3) シュワ vs HAKU
全曲AJを達成したHAKUさんにシュワさんが挑む展開に。自選曲はそれぞれ以下の通り。
HAKUさん??????????????????????????????
圧倒的な地力を見せつけたHAKUさんに対しシュワさんも一歩も引かず、続く自選のPastel Partyを確保。しかし課題曲のSchrecklicher AufstandをHAKUさんが確保したことで試合はHAKUさんの勝利に。
圧倒的な地力のぶつかり合いは会場を大いに沸かせてくれました。
4) しゅう vs RKW
とうとう出たなBlue Noise。それに対して一歩も引かない極悪選曲、Devasting Blaster。どちらも一歩も引かない様子に会場は大いに沸きました。
勝敗の結果はしゅうさんが3タテ。RKWさんが残したこちらの言葉は全国対戦を日々戦う私達に大きなヒントを与えていると言えるでしょう。
5) まそっぷ vs おーてぃん
まそっぷさんの画力が生きた選曲ですね。選曲上限の14.9を活かし切った高難易度勝負です。
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結局お互いがお互いの自選を守り合い、勝負は課題曲のAi Novに委ねられました。
非常にハイレベルな勝負となりましたが、結果としてはおーてぃんさんの勝利に終わりました。会場を沸かせる良い試合だったと思います。
6) こまいど vs まいつ
※注意:本マッチングの選曲上限難易度は14.4です。
こまいどさん「全国対戦で見た」
まいつさん「直前に思いついてTwitterで『Aventyr 赤』で調べたら良さそうだった」
あまりの極悪選曲に会場は騒然。試合の結果としてはこまいどさんが3タテをして勝利。特にÄventyrの赤譜面はCHUNITHMの経験の豊富な部員でも知らない人が多く、ヤバ配置が流れてくるたびに会場は恐怖の渦に包まれたのでした。
選曲上限とは何だったのでしょうか、運営側をそういった哲学的思考に導いてくれたという点でも良いマッチングでした。
7) ぷりんつ vs sibugaki
私とsibugakiさんはどちらもCHUNITHM部門の運営として各マッチングの選曲上限を考え、課題曲を選定してきました。お互い選曲上限とは何だったのだろうかという問いを先のマッチングを観戦して抱いていたものだと思っていました。
ちなみに本試合の選曲上限は14.9、BATTLE No.1や赤壁、大炎上!、Contrapasso -inferno-などをはじめとしたあらゆる14+を投げることが出来るマッチングです。自選がこちら。
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選曲上限という目くらましに幻惑されることなく、相手を倒すことのみを考えて選曲を行う。全国対戦の極意を私は学び取ったように思います。
ちなみに結果としては僕が両方の自選を取り切り、sibugakiさんが課題曲の極圏を確保、僕の勝ちという結果になりました。対戦ありがとうございました。
8) つちのこ vs スーパーマン
B4UT交流戦2021において最後に行われたのが本試合です。トリを飾るのにふさわしい実力を備えた2人によるマッチングということで他の交流戦が終了した人たちもギャラリーとして集まるなど、最も盛り上がった試合になったと思います。ちなみに選曲制限は15.2、最高レベルの試合を見ることが出来るレギュレーションとなっています。自選がこちら。
大怪獣バトルみたいな選曲ですね。ちなみに課題曲はLove & Justice。結果としてoverjoy課題曲から2曲が選曲されたということも、この試合が最終決戦であるということを印象付けるものとなりました。
第1戦目では自選の玩具をつちのこさんが確保し勝利。
続くAngel dust(スーパーマンさん自選)もラスト発狂までお互い一歩も引かない戦いをみせつつつちのこさんが僅差を制しました。
最後のLove & Justiceではスーパーマンさんが意地を見せて一勝をもぎ取りました。
まさに部内戦の終わりを締めくくるにふさわしいハイレベルな一戦でした。
4.おわりに
各部門のなかでSOUND VOLTEXと並び最も多くのご参加を頂いたCHUNITHM部門の交流戦は、皆さんのご協力を頂いたことで大成功をおさめることが出来たと考えております。私達がふざけて、時に真剣に決定した課題曲を対策してくださったことは本当にありがたいことだったと思っています。また、同じ時空間を共有して、同じ話題を楽しむ。コロナ禍による生活への制限が私達に忘れさせていた楽しみを思い出した時間にもなったように思います。
最後に、運営担当なのにAMAZONバージョン以降の曲に対する知識が浅すぎる僕に選曲段階で適切な助言を与えてくださったり、当日の運営をやってくださった他の運営担当の皆さん、そして運営全体をまとめてくださった渉外のN2さんに、心より感謝を申し上げることで本稿の締めとさせていただきます。ありがとうございました。
オンゲキ
はじめまして。こすでぃ〜です。先日の部内戦では運営として参加し、主にオンゲキのマッチングおよび課題曲を決めさせていただきました。全部は見られなかったのですが、オンゲキ部門も白熱した勝負や阿鼻叫喚の自選曲発表など、盛り上がっていてよかったです。ついでに課題曲もご好評いただけてよかったです。
さて、時間の許す限り課題曲選定の経緯や試合の様子を自分なりに簡単にまとめさせていただきたいと思います。特に前者に関しては、この先課題曲決めに携わる後輩たちにとって少し参考になればと思っています。
課題曲選定について考えること
1.ゲームの特性を考える
まず初めにその音ゲーの特徴を考えます。オンゲキであれば、スコアゲーであり、精度狙いがそこそこ重視されるゲームであると考えています。そのため、レベルは比較的抑えめで、ある程度精度を意識できそうなレベル帯を目指します。また、初見で対応できない譜面の率が高く、"そういうゲーム"という感覚があるので、多少の初見殺し要素は当たり前と見なし、気にしない方針でいきます。
2.出してほしいスコアを考える
次に、実際どのくらいのスコアの勝負が見たいかを考えます。オンゲキは、先ほど申し上げた通りある程度は精度を意識してほしいので、"本番でABできたらまあまあ〜結構えらい"くらいを目指しました。スコアにすると1005k前後といったところでしょうか。逆にいうと、このようなスコア勝負をしてもらうためには、"練習すればABを出せる"くらいの譜面にしたいな、ということも意識していました。簡単すぎると運ゲーやメンタルゲーの側面が強くなりすぎて、対戦した感が薄れると思い、そこも注意しました。
3.譜面を決める
さて、いよいよ課題曲を決めていきます。いっぱい譜面があって悩んじゃいますね〜。
先ほどイメージしたスコアを出してもらうために、対戦者のスコアはある程度調べます。特に自分はFF外の後輩もいたので「はじめまして〜」って言いながらTwitter見させてもらったりしました。いや根暗じゃないんですよ。NekuraNGなんで。
そして、なんとなくの難易度帯をイメージできたら、とりあえずその辺の良さげな譜面を2つ挙げてみます。この時にはオンゲキで一番いい曲!くらいしか考えてません。そして、この2曲にない要素を考え、それを満たす譜面を探します。オンゲキの場合、主にBPM、体力系or指押し系、認識難易度、レバー操作あたりが挙げられると思います。しかし、レバー操作はオンゲキでは大きな失点をするケースが少ないと考え、あまり気にしていませんでした。
これらの要素が明らかにカバーしきれていないと感じたら、最初の2曲のうちオンゲキで一番いい曲を残して選び直します。以後繰り返し…みたいな感じですね。
気をつけたいポイントとしては、この大会がどんな場で、プレイヤーがどんなことを考えているかを想像することです。どうしても個人差は出てしまいますが、私は今回の部内戦は久しぶりで初参加が非常に多く交流会の面が強いだろう、準備期間はあまり長くなく参加機種数が多い人もいるためそこまで課題曲の対策に時間をかけたくはないだろう、といったことを考えました。そのため、対策に時間や回数がかかる譜面はより少なくしたいな、となりました。
また、上のやり方では3曲の譜面傾向をバラしていますが、これにより"これが出たら100%勝ち"のような譜面ができる、すなわちじゃんけんになってしまうことは望ましくありません。大会へのモチベを削いでしまいかねないからです。そのため、尖りすぎた譜面でバラけさせるのではなく、あくまで3つとも総合的な譜面を選んだ上で譜面傾向のバランスをとる、というのがいいと思います。たとえばボルテでフェアリージョークとフリッキーを入れて釣り合いをとるのは違うよね、ということです。
グダグダ喋ってしまいました。実際の試合を振り返りながらも、選曲については語りたいと思います。あくまで個人的な意見にはなってしまいますが、一応長年音ゲーの交流戦を見てきて考えてきたことなので、ある程度は参考になるんじゃないかなと思っています。
当日の振り返り
さて、それでは実際の試合について振り返っていきたいと思います。私は2日目しか会場に行けていないため、1日目の試合は見られませんでした。見たかった…。
きまありvsマルタイ
1日目唯一のオンゲキの試合です。が、一番治安が終わった試合でもあります。
この2人は比較的上級生同士であり、おそらくお互い「まああいつが相手なら何投げてもいいやろ」みたいな思考があったと思います。まず課題曲はこちら
13+の中位くらいならSSS+が出せるだろうと考えて決めました。公務員は簡単めですが、やや慣れが必要なのでここに入れました。パステル公務員を入れてみたら素直な高速体力系がないなあと思ったのでオンゲキで一番いい曲いい譜面を入れました。13.7にしては難しい。
実際の勝負はというと
治安「1日目は1試合だけやしいかんくてええか」
よくねえよ。
終わってしまいました。
あ・り・ま・す・か?は13+最強の詐称と名高い問題児譜面。選曲上限を13+にするとこいつが入ってきてしまうので早く難易度改定をお願いします。
ど・ど・ん・ぱ・ち?は13+屈指のトンデモ譜面です。まずソフラン、愉快な曲。しっかりとした弾幕の中には隠しベルが潜んでおり、怒りのあまりレバーを全部倒してしまいました〜!そんな譜面です。ちなみにめちゃくちゃ楽しいです、できればね。
結果、オンゲキで20万点差vs40万点差というとんでもない刺し合いになってしまいました。野球でいうと100対200みたいなもんです。
課題曲は一番いい曲いい譜面を引いてました、よかったね。狙い通りのスコア帯での勝負になっており、接戦だったようでいい選曲になったなと思います。一番いい曲いい譜面なので。
ぷにゃいvsつちのこ
ところでこのペースで書いてたらガチで終わらないことに気づいたのでさらっと書きます。ぷにゃいくんについてほとんど知らなかったけどオンゲキメインで他は参加希望を出しておらず、ノーツを拾う力に寄っている印象。つちのこくんはメインはウニでとてつもなくうまい、オンゲキでも精度は取れるんだろうなあという予想。そんな感じでした。課題曲はこちら
これは自分で上手くいったなって思える選曲でした。13+をやりたそうな2人に見えたので、課題曲は13上位くらいで、とりあえず上2つを決めました。これでは指押しがほとんどなく、BPMも速めだったので、中速指押し譜面としてロボプラを入れました。といってもどれも尖りすぎず、バランス良くなったかなと思っています。
実際の勝負は
しっかり13+の投げ合い。リズムのエグいパステルと指押しのエグいAiNovという、まあまあ極端な投げ合いとなりました。
といってもパステルは総合譜面寄り、そこをつちのこくんがしっかり刺し返してました。強い〜。
課題曲は一番中庸?だけど認識難の箇所もある一番いい曲になりました。これも鳥プラ付近のいい勝負。ぷにゃいくんが自選の分を取り返しました。
フレッシュな顔ぶれで嬉しかったです。
前日お休みだった治安くんもちゃんと来てくれたみたいですね。よかったあ。
ぶにゃいvsこまいど
さて、これはまたとんでもない歳の差マッチングですね。こまいどくんはM2です。優しい大先輩、これはもう素敵な試合が見られるでしょう。地力傾向は比較的似てそうでした。課題曲はこちらです
ごめんなさい、これ決めた時のことが思い出せません。今見たら譜面傾向偏ってませんこと?BPMもあんまり変わらない…何を考えてこうしたんだ…
まあただどれもかなり総合譜面という感じで、そういう意味では偏りない譜面×3だからまあいいか…とは思います。対戦者が似通った地力傾向ならこういう選曲もアリですよね。
さーて、どんな試合になるのかな!
治安「今日は頑張った〜もう帰るか!」
1試合で帰んな。なんということでしょう。最低な先輩に加えてぷにゃいくんの殺意も増加してしまいました。
Sparkleは初出13の局所難片手指押し譜面。自己ベストを出すだけならそこまででもありませんが、一発勝負でこの遅さの指押しを無限回強要させるのはかなり凶悪だと思っています。知り合いのKoP出場者が本戦のためにガチガチに対策した、と言っていたくらいの譜面です。
対する竹(EXP)…ここにきてとんでもない低難易度。まあ譜面を見てみることをおすすめします、面白いですよ。この試合の前日に別のランカー集団が大会をやっていたのですが、そこでも飛んでいるような譜面です。大先輩…嘘だよな?
まあこまいどくんは最後の交流戦だったのでごめんって言いながら投げたい譜面を投げたそうです。存分に投げていいので存分に謝ってください。ぷにゃいくんは1回だけなら殴ってもいいよ。
結果はご覧の通り、残酷でした。凶器の正しい使い方。
課題曲は終盤に同点が見えるなどめっっっちゃくちゃいい試合でした。アウトロを無難に切り抜けたこまいどくんが守り切りました。色んな意味で名勝負でしたね。
れたすvs五月雨
報告があります。力尽きました。しかも寝て起きたらmaimaiセガチャンという。ここからは駆け抜けます。
ラスキンの怖さがよく分かる試合展開でした、終盤に全てが破壊されました。
しゅわスパはこっそり予想してたのでニヤついてました、さすが裏2周ALLの持ち主(今はなきNo Remorseの無被弾ABFB称号です、私は20被弾します)。
課題曲はLostwizz、これは五月雨くんうまかったなあと思います。ニニはやりすぎだったかなあってあとから反省してたんですが2人はどう思ってたんだろ。
松vsこすでぃ〜
セガチャンと同じ、3曲のリストを投げ合い、相手がそれから1つ選ぶという方式を取りました。
最悪なことになりました
向こうは僕が苦手なスカスカリズム難譜面セット並べてきて最悪でした。まあ私はLUNAとLUNAと竹です。
結局やったのは麻雀LUNAとSmile Again。
麻雀は指押しを封印して全て手を固めてどつくことで安定させています。楽しい〜。
SmileAgainは身内で擦られてる低速譜面、一発勝負に最適です。私はベルを逃しました。ゴミ。
課題はラストが致命的に下手くそだったRNRでしたが、気が付いたら克服してました。お互いABだったと思いますがいやうまかった。この課題曲はシュワくんに選んでもらったのですが、Airとかいうボケが選ばれなくてよかったです。
Sma vs なるの
比較的フレッシュな顔ぶれの対戦。どうなるかな〜。
顔終わりました。
盛大に刺さり散らかしてて本当に笑顔が止まりませんでした。治安くんマジで帰ったらしい。
課題曲はうまくバラけたかなと思っていますが、Back To Back一発勝負が見てみたかったです。
NAYA vs スーパーマン
あーあ
心です。終わっちゃいました。
サイレントブルーも結構覚えてないと怖い譜面だったりするのですが、心のインパクトに比べればまあ…
しかもスーパーマンくんはサイレントブルーを差し返してて、さすがセガチャン準優勝、鼻が高いです(は?)。
NAYAくんはたぶん部内戦初?だと思っていたのですが、安定したプレーだったと思います。ごめん相手が悪かったかも…。
課題曲はめっちゃ好きなcoloful tranceparencyでしたが、これもなんとなくスーパーマンくん有利めな方引いちゃったかな〜って思ってたんですけどどうだったんでしょうね。
こすでぃ〜vsおーてぃん
おじいちゃん対決でした。正直熱かった!以外言うことあんまないんですよね。課題曲は当たり引いたんですが最後まで同点だったらしいです、お互い何故か被弾して。危なすぎ。
てか向こうの自選のGalaxyBlaster、9400出して負けたのマジでなんですか?
周りも盛り上がってくれていたみたいでよかったです。楽しかったあ。
maimai
文責:じょーど(@jo_do2000_game)
有志主催の大会「SEG4UT Championship」を翌週に控えたmaimai部門。前哨戦とばかりに白熱した試合が展開されました。
「最後の部内戦なので投げたいものを投げた」と語ったこまいどさんの「四月の雨(EXP)」、選曲上限Lv14のマルタイさんが叩きつけた「QZKago Requiem(ADV9+)」など、バラエティ溢れる自選曲たちが会場を大いに沸かせました。
注目の試合
Day1第1試合 みらげ VS iLiss.
みらげ自選:Last Samurai[MAS13+]
iLiss.自選:Credits[EXP12]
みらげさんの自選曲はmaimai史上最低BPMを誇る「Last Samurai」。
SLIDEは星型のノーツを叩いてから一拍後に動き始めるという仕様が存在するため、maimaiではテンポが遅い曲ほど非直感的な操作を要求される傾向があります。
たとえばクリスマスにしか遊ぶことができないのを良いことに制作されたネタ譜面幻の楽曲として登場した「ジングルベル(MAS)」は、BPM100という超低速を活かした複雑なSLIDE配置が、初出から8年が経った現在も多くのプレイヤーに恐れられています。
「Last Samurai」は認識の難しいSLIDE譜面ではあるものの、密度もBPM相応に低く、13+としては良心的な部類の譜面です。初見でさえなければ。
対するiLiss.さんの自選曲は「Credits(EXP)」。
中盤に登場する、8つあるボタンのうち上部の2つだけにノーツが偏在した10秒間の乱打が最大の難所です。リズムが複雑であることも相まって、暗記必須の要注意譜面です。
とはいえ譜面難易度はLv12。対戦者の実力であれば対応不可能な難易度ではありません。初見でさえなければ。
かたやSLIDE、かたやTAPと対照的な傾向の初見殺しを投げ合った試合となりました。
果たして結果は……
双方見事に刺さりました。
特にiLiss.さんのCredits101%(理論値)は圧巻です。
当日はこの二曲のほか、運営指定の課題曲「アンチクロックワイズ(Re:MAS)」をプレイし、これを制したiLiss.さんが勝利を収めました。
Day2第6試合 なるの VS つちのこ
司会「今から課題曲を抽選しますが、どれが出てほしいですか?」
つちのこ「フィクサーです」
なるの「フィクサー以外です」
司会「(抽選)」
司会「フィクサーです」
プレイ前から明暗が分かれていたような気がしますが、つちのこさんが抜群の安定感を見せ課題曲を制しました。
とはいえ自己ベストはほぼ同点。終盤まで勝敗の分からないハイレベルな試合でした。
この試合は両者の自選曲も必見です。
なるの自選:Arty Party[MAS13+]
つちのこ自選:花と、雪と、ドラムンベース。[Re:MAS13+]
なるのさんの自選曲は「Arty Party」。
いらすとやのイラストを使用した陽気なジャケットとのギャップが激しい、お洒落なエレクトロスウィングです。
サビに頻出する微縦連が特徴的な譜面で、特に片手をHOLDで拘束しながらもう片方の手で16分3連打を叩かせる配置が体力を削ります。
実はこのHOLDには長押しの判定がないため、3連打を両手で叩く運指を採用すれば格段に安定するのですが、初見で看破するのは難しいでしょう。
対するつちのこさんの自選曲は「花と、雪と、ドラムンベース。(Re:MAS)」
Re:MASTER譜面の表記レベルがMASTER譜面よりも低いという、珍しい特徴を持ったこの楽曲。
正統派の物量譜面であるMASTER譜面とは対照的に、SLIDEを用いた嫌らしいギミックを多数搭載した問題作です。
かたやSLIDE、かたやTAPと傾向の異なる初見殺しを投げ合いました。再放送でしょうか。
両者ともに自選曲で実力を見せ、他選曲に散る結果となりました。
総括
オフラインの催しは2019年度の部内戦以来でしたが、二年間のブランクを感じさせない素晴らしいイベントでした。
maimai部門には総勢21名が参加しました。今年度の新入部員であるたかさんをはじめ、交流戦に初めて参加したという方が少なからずいたのは喜ばしいことだと思います。
肌感覚でいえば、今年はプレイヤーの個性がはっきりと現れた自選曲が多かったように思います。
交流戦における自選曲は、ある種自己紹介のような役割を担っています。部員同士の理解を深めるという点においても、交流戦の価値は大きいなと改めて感じました。
部内戦の責任者として誰よりも忙しく働いていた渉外のN2さんをはじめ、昨年叶わなかった部内戦開催を実現させるために尽力してくださった現執行代の方々に、心より感謝申し上げます。
太鼓の達人
こんにちは。太鼓部門の選曲・ルール設定を主に担当したあんでぃと申します。
他の運営の皆さん同様、当日の実際の試合の様子を振り返っていきたいと思います。
第1試合 RKWさん vs 082さん(選曲制限:★8、自選は082さんに★6未満で5000点、★7以上で10000点のハンデ)
B4UT内でも屈指の腕前を誇る超人・RKWさん、そしてしばらく太鼓から離れていたものの、かつて名人を取得した経験もあるという082さんが激突。
選曲制限・ハンデは082さんの最近のリザルト情報に基づいたものですが、蓋を開けてみるとこれ★8以下ハンデなしの★9で10000点とかでも良かったな?と。ハンデ設定の難しさを痛感しました。
1曲目は082さんが「一番いい曲」として選曲した「うそうそ時」。わかる。一方でゴーゴータイムの偶数連打で精度を崩されやすい譜面でもあるのですが、なんと自選の082さんが一発で可5を叩き出すというプレイを披露。筐体の多重などもあって不可こそ嵩んでしまいましたが、しっかりと自選を取り切りました。
2曲目はRKWさん自選の「ボクハシンセ」。太鼓の達人の★8を代表するリズム難曲であり、BPMの遅さも相まって無対策だと可や不可を量産してしまいます。こちらはハンデを含めて2100点差という僅差の試合になりましたが、RKWさんが流石の安定感を見せて自選をキープ。1-1の同点に持ち込みます。
3曲目は課題曲「竜と黒炎の姫君」。こちらは点数のハンデではなく、RKWさんが裏譜面、082さんが表譜面をプレイするというハンデを採用しました。表譜面と裏譜面でスクロール速度が違うのが特徴で、見た目12分音符が絶え間なく降り注ぐ中に16分・24分が入り込んでくる裏譜面に対し、16分の多種多様な複合が曲中を通して続く表譜面、という構成になっています。RKWさんも難解なリズムによく対応し98万点超えのスコアを記録しましたが、082さんが可3・不可2というスーパープレイで100万点の大台を突破。マジで何?
2-1で082さんの勝利となりました。
第2試合 あんでぃ vs おーてぃんさん(選曲制限:★7-8、おーてぃんさんに★7で40000点、★8で50000点のハンデ)
前回の交流戦に引き続き参加のおーてぃんさん、そして僕の対戦です。前回のスコアを基準にハンデを決めましたが、ハンデ設定の難しさを痛感する結果に(2回目)。
試合前
自選ドン
ぼく「あれ、おーてぃんさんのその曲知らないっすね…」
RKWさん「僕も正直…」
おーてぃんさん「シル・ヴ・プレジデントですよ」
カタカナで書かんかい。
ということで試合がスタート。
1曲目はその「シル・ヴ・プレジデント」。大変素直でノリやすい8分・16分主体の譜面で、それゆえに高得点勝負になる…はずでしたが、僕がつまらないところで可を量産してしまい、結果としてはハンデ込みで約2万点差でおーてぃんさんの勝利となりました。
2曲目は僕の自選の「Fly Away」。超・陽乾選曲です。「おに限定」とは言ってねえよなあ!?ってことで幽玄ノ乱(むずかしい)投げようかなあとか思ってましたが、ルール設定やっといてそれは流石にカスすぎるということで断念、★7で一番いい曲を投げました。この曲は僕もやり込んでいたのでそれなりの好記録を出すことができましたが、なにぶんにもそこまで尖った難所が存在しないため、ハンデ転覆とまではいかず5000点ほどの差で差し返されてしまいました。でも交流戦の場で嫁曲をプレイできて良かった。
そして3曲目は課題曲「ナンセンス文学」。正直一番引きたくないやつを引いてしまいました。SORA IIとか割と得意でかつ差がつけられそうだったのですが…そして案の定大音符や偶数地帯で精度を崩し、無難に仕上げてきたおーてぃんさんに完敗。0-3で敗戦となりました。
ちなみにこの試合の課題曲設定はじょーどさんによるものです。それぞれ色の違いがありつつどれも課題曲にふさわしい譜面で、対策中も楽しめました。表裏どっちも外れ枠入れたるか!つってメカデスを課題曲に入れた自分がちょっと恥ずかしい。ありがとうございました。
さて、毎回メンツを少しずつ変えながら細々と続いている太鼓部門ですが、今回エントリーはしなかったけれども昔やってた…という人も実は多いのではないでしょうか?
次回はそんな皆さんのエントリーが増えて、もっと多くの試合が組まれることを願っております。交流戦対策で久々にやる太鼓、楽しいですよ。
最後になりますが、N2さんをはじめとする交流戦運営の方々、本当にお疲れ様でした。課題曲発表時のTwitter上の怨嗟の声盛り上がり、自選提示の瞬間の高揚感、そして何より手に汗握る名試合の数々、どれをとってもやはりオフラインの交流戦は良いなあ、と実感させられました。ありがとうございました。
最後に
またしても運営代表(?)のN2です。最後の仕事としてこの記事の取りまとめと編集をしました。
この記事は、じょーどさんの「アドカレ最終日に執行代主導の部内戦レポート記事を作ってはどうか」というご提案をもとに作成することにしました。実はもう少しスッキリした記事になることを想定していたのですが、全試合の振り返りを書いてくれた方がたくさんいらっしゃったので、ここまで30000字に迫る量となってしまいました。多少カットすることも考えましたが、文章を読んでいるうちに音ゲーに対する熱意が伝わってきてとても削れなかったので、あえてノーカットで全文載せた次第です。
さて、今回の部内戦は、2年生の僕にとっても初めてのオフラインイベントでした。当日の空気感や進行などがまったくわからない状態でしたが、多数の先輩方にアドバイスをいただきながら準備を進め、何とか形にすることができました。この場を借りて、参加・観戦してくれた方・運営陣の方々・イミグランデ日吉店様にあらためて感謝を申し上げます。ありがとうございました。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。B4UTの皆さん、また来年お会いしましょう。
*1:楽曲の長さに対する総ノーツ数の多さを表す指標。
*2:楽曲中の同時押しの難しさを表す指標。
*3:ノーツ数の瞬間密度を表す指標。
*4:チャージノート(CN)やバックスピンスクラッチ(BSS)の難しさを表す指標。
*5:でも正直なところを言うと僕も嫌いです。
*6:嘘をつくな
*7:正直階段が辛くて正規あんまり気が乗らない
*8:Rave*it!!はオートアジャストをつけると判定が吹き飛ぶことで知られる
*9:こちらはソースを持っていた
*11:ずっとTheme of Ricercaにするか迷っていました。
*12:八分ぐらいで叩いていれば通ります。
*13:その昔ビートストリームという機種がありました。ノスタルジア筐体の謎の上画面はその名残なのです。
*14:元々のあと2曲は冬(Exp)とHoly Snowでしたがどちらも要解禁だったのでリテイクをお願いしました。
*15:The 9th KAC 決勝大会[GITADORA NEX+AGE GuitarFreaks][ノスタルジア Op.3][jubeat festo]
*16:前日ドンキで買いました(298円)。
*17:階段配置を一個ずつ押さずに指を滑らせて取ること。親人の爪で遅め意識がコツ。
*18:エース(20ヶ月)より長いですね。
*19:クレイジークリフハンガー(Real) プレイ動画https://twitter.com/remomon55/status/1472085901526593544?s=20
*20:全部縦連だと思って筋肉で押す押し方のこと。
*21:自身のマッチの課題曲はなやまくんに決めてもらいました
*22:れももんさんは前日にSASUKEの公開イベントでクレイジークリフハンガーを攻略していたので警戒していました
*23:オンゲキの最終試合も同じ組み合わせで、ハイレベルな試合が繰り広げられました